東京藝術大学を目指し、夢破れた美優。待っていたのは壊れてしまった母さんだった。芸術への道を諦めて、母さんに従い就職。5年後、美優は外面を取り繕い、優等生な会社員をしていた。ある日、合コンに行く。鍋島さんっていう、美優は自分の価値を、センスを認めてくれそうな人と出会う。――もしかしたらって思ってたんだ。「悲しいくらい偽物だね 君も」誰も自分を認めてくれない。ならば。「私がつまらないのは私のせいだけど 母さんといると私は私をつまんなくしちゃうんだよね」美優はキャンバスを盾に自分の足で走り出す。優しい人の家に泊めてもらう。美術予備校に通い始める。美優は変われなかった。どうしても人の顔を伺ってしまう。私らしく生きれない。そして、予備校の月岡先生に慰めてもらう。「地獄でしか息ができない生き物もいる」先生の4浪エピソードを聞いで、美優はもっと徹底的に変わろうと決意する。これは美優の再起の物語だ。