へうげもの然り、ワールドイズダンシング然り、こういう「あるモノをどう解釈して自分の中で整理するか」がポイントになる作品が基本的に大好きだが、1巻終盤の展開がそういうテーマの作品の中でも特に秀逸だなあと。「知名度が故にコレクション的にユークリッド言論を欲しているだけ」という前提の元で取り返すため交渉→相手方がユークリッド言論の価値を理解しており、しかもその解像度の低さに対して自分の負った犠牲があまりに釣り合わないことに絶望、と3段階の解像度を一つの場面で描いき、それを漫画として魅せているのは本当に凄い。