著作、東京都北区赤羽のテレビドラマ化を経、一躍時の人となった、今赤羽で一番勢いのある男清野とおる。そんな彼は、つい、たまたま、各々が発見した「おこだわり」によって喜びに満ちた日常を過ごしている様々な「おこだわり人」に遭遇してしまう。「ポテトサラダの男」「帰る男」「アイスミルクの男」「割く男」「寝る男」そして、「寝ぬ男」。「おこだわり人」が繰り出す「それっぽい理由」の前に、清野はもだえ苦しみながらも漫才じみたツッコミで応戦し、徐々に「おこだわり」への理解を深める、というか最早、自分の中に無い「おこだわり」に羨望の眼差しを向けるようになり、「喫茶店でアイスミルクをストローで吸う」等を試せざるを得なくなる清野。ハートフルである。しかし、軽薄でもある。赤羽のヤツラは真似できない君でも、コレなら「こだわれる」。しかし、なんだか無性に、「ポテサラ」を「箸でねぶり」ながら「金麦」を飲みたくなってきたなぁ。