自分は周りに合わせてしまうように動く人間だと思うので、阿部共実を読んだ時のような気持ちになった。
自分は周りに合わせてしまうように動く人間だと思うので、阿部共実を読んだ時のような気持ちになった。
妙に拙い線と、回想という設定が、非常にノスタルジック。
エモい
田舎の閉塞感をようことのエピソード内の描写だけで演出したり、あくまでようこの存在を軸に据えているところがよい。そのようこが等身大のキャラなのも逆に魅力的。
これがもし都会を舞台にしていたら、八割くらいの良さが失われてたと思う。ようこの傍若無人っぷりやクラスメイトに強く言えないマキの性格は、田舎っていう閉鎖的な土地で育ったことが強く絡んでるんじゃないかなーと思った。そういう土地で暮らすことの息苦しさ、たまに訪れる喜び、みたいなものを引き立たせるために、ようことマキの二人組が主人公に選ばれたんだと思った。
作中にでてくるしょうもない歌詞が個人的に好き
何者にもなれない田舎の中高生女子がソウルメイトと一緒にバカやる話。これが大人になって美しい思い出になるんすよ。
あらすじ
田舎の女子高生ようことマキは、放課後いつも一緒にいる友達。自転車で帰り道を二人乗りして、歌を作って笑いあい、家で遅くまで話す日々。しかしようこは他のクラスメイトとの交流を心では望み、それでも馴染もうとしないマキのことも考えては板挟みに悩む。お互いがお互いを求めながらも、素直になれずにいる。素朴で劇的な二人の関係を、自然なタッチで描く。