卯月妙子。漫画家、エッセイスト。元AV女優・SMストリッパー。1971年、岩手県で生まれる。小学5年生より統合失調症を発症。最初の自殺未遂は中学3年生。20歳で結婚するが、程なくして夫の会社が倒産。借金返済のために、ストリップ嬢やAV女優として働き、排泄物・嘔吐物・ミミズなどを食べる所謂スカトロもののAVに出演。カルト的人気を得る。その後夫は自殺し、統合失調症が悪化。希死念慮・殺人欲求等の症状のため、精神病院への入退院7回。うち措置入院は2回。女優として舞台で活動すると共に漫画家としても活動。自身の体験を記したノンフィクション漫画を2作出版する。・・・・・・そして最後の発表から10年。ついに3作目である本作が上梓されたが、果たして、この空白の10年間を描いたその内容は、凄まじいものであった……。彼女が36歳にして出会った25歳年上の恋人・ボビー。苛烈で強靭な二人の愛が描かれる中、惹起される強烈なエピソード“歩道橋バンジー”。抗精神病薬を絶たれ、描かれる統合失調症の幻覚妄想状態。極度の精神と肉体の消耗の果てに、彼女が見出したものとは。衝撃的な感動を呼ぶ傑作。