居酒屋で働く沼ちゃんはマンションを買うことを夢見ている。彼女は理想と現実をすり合わせながら、これからの生活について思いを巡らせていく。そうしているうちに、彼女自身の生活が変わっていき、不動産会社の人たちとも仲良くなった沼ちゃん。彼女はひたすら家を買うという夢に向かう。東京オリンピックで沸き立つこの街には、彼女のように思い悩む人がたくさんいる。親の電話をあしらいながら、どことない孤独感を感じる日々。友達を呼ぶこともない狭い家で、小さな湯船に一人身を浸す夜。それでもみんな生きてゆく。夜景に広がる灯り一つ一つが、彼女らの生活のともし火。女性の生き方を取り上げた、心にしみる一作。