キクチに対して怒って逃げ出してしまったことは、依存先を奪われたことと、憎むべき相手が憎めないと解ってしまったことの絶望と、自分には出来ない、自分の過ちを認めて素直に謝ることをいとも簡単にやってのけたことに対する嫉妬かなぁ、とか。志乃ちゃんは言語化が困難なままに必死にもがくから、心情の想像を刺激されて心が痛む。安易にモノローグを多用してないところは評価。
キクチに対して怒って逃げ出してしまったことは、依存先を奪われたことと、憎むべき相手が憎めないと解ってしまったことの絶望と、自分には出来ない、自分の過ちを認めて素直に謝ることをいとも簡単にやってのけたことに対する嫉妬かなぁ、とか。志乃ちゃんは言語化が困難なままに必死にもがくから、心情の想像を刺激されて心が痛む。安易にモノローグを多用してないところは評価。
最後の爆発への溜めといい、邦画っぽい。
自分のコンプレックスを認めたうえで肯定し、それとうまく付き合っていくという結末には志乃ちゃんの大きな成長を感じたし、涙無しでは読めない作品。前半の、先生のセリフや同級生が吃音症の真似をしている部分を丁寧に描いていることで、最後のシーンが読者をカタルシスへ誘う。構成から描写まで、完成しきった作品。
歌が下手なかよちゃんという女の子を登場させることによって、志乃ちゃんの問題が単に吃音症の人だけに適応されるものなのではなく、コミュニケーション全般の困難の話にまで広げられているのも評価できる。
吃音症で自分の名前が言えない志乃ちゃんは、自分の思いを伝えることを避けていた。しかし、先生や同級生など、周囲からも孤立をする中で、歌が下手くそな加代ちゃんと出会う。二人は文化祭でバンドを結成し、出場することになったが…。
悔しい。はがゆい。情けない。恥ずかしい。悲しい。コミュニケーションの困難に直面しながらも、それでも自分を受け入れる、ありのまま自分を受け入れてくれる友人を持つ。そんな大切さを教えてくれる、心に響く一冊。
やっぱり爆発感ある漫画はいい
非常に表情の描き方が上手と感じた。表情をテンプレ化して貼り付けず、その場面ごとに考えて描いているように思える。
生きづらさを抱える全ての若者に読んでほしい、珠玉の一冊。
コミュニケーションが苦手な少女がそれでも人と関わっていこうとする姿に交換が持てる。
おとなしい導入から最後に向けて盛り上がっていく感じが良い。
1巻完結で、密度の高い時間を過ごせる漫画。オススメ。
しのちゃ〜ん
コミュニケーションが苦手な女の子が「志乃ちゃん」を読んで励まされてる姿になんともいえない感情をおぼえた。
読者が感情移入・共感できるための装置として萌えを用いている。押見修造作品は萌え漫画的一面をうまく使っていることが多く、本作はそのいい例。
中盤の溜めから最後の爆発への流れはスカッとした。
押見修造は変態漫画ばっかり描いてるイメージだけど、もっとこんなマイルドな漫画も描いて欲しいと思った。