(自分で点を入れておいてなんだが)これは無趣味中年男性向けのポルノなので、あまり真に受けないようにしましょうね
(自分で点を入れておいてなんだが)これは無趣味中年男性向けのポルノなので、あまり真に受けないようにしましょうね
これってエロゲの主人公効果みたいなもので、主人公が没個性なもんで自分自身を投影しやすいから嘘の共感が集まるんだろうなぁ
共感ってよりは祈りに近いと思うな。「頼む、誰か自分を見つけてくれよ」っていう感じの。
見つけられる前のフジイになりたい
ぶれない生き方に尊敬するのである。
見つけられて、それを意識してしまうと、フジイではなくなってしまうのだ。
しかし、見つけて欲しいとも思ってしまうのだ。
たまたま読んだ回が「ともすれば聴いてることを馬鹿にされそうなメジャーアーティストの曲をフジイが練習する」みたいな話だったんだけど、それがカッコいいのってちゃんといろいろ聴いてからだろ!
でも、こういう漫画に救われたくなる人の気持ちは理解できるようになってきたんだよなあ。ワイは。
フジイも別に完全に没個性というわけじゃない。彼の内面描写がことごとく排されているうえに、その動きも淡々としていて面白くなさそうな描かれ方をしている。自分が自分自身の行動を見るときのような静かさが常に漂っていて、コレアタシダーと化してしまう。しかし自分自身を自身として見つめられるのがただひとりだけのように他者は本当の私を見つけてくれない。でも他人とやり取りをしていると自分が社会にいるときに浮び上がる輪郭をだんだん掴めるような気がしてきている。他者を見つけたいという祈りに満ちているんだと思う。
フジイにはなれないし、なりたいとは思わない。だが、フジイをみてると少し気持ちが楽になる。周りを気にして、自分を抑えて、薄黒く汚れた心のフィルターを洗浄してくれる。そのための漫画です。