主人公「ボク」は自死の間際、向かいのベランダに放置されていた「ヨヨ子」を見つけ、衝動的に連れ去り、欲望に身を任せようとする。しかし自分を父親だと思い微笑みかけるヨヨ子を見た「ボク」は、親子になろうと決意。実家に戻り、二人で暮らし始める……。しかしそんな「ごっこ」は長く続くはずもなく、終焉の時を迎える。十数年後の刑務所で「ボク」の口から「ヨヨ子」に対して語る真実。それは果たして不幸な結末であったのか、それとも……。掲載誌が“グランドジャンプPREMIUM”に移ってから1年間。奇才・小路啓之が紡いだ真摯な物語は、ここに完結した。