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子供はわかってあげない のシリーズ情報 ウレピー!

子供はわかってあげない

子供はわかってあげない

著者

["田島列島"]

掲載誌

雑誌名 雑誌掲載情報 出版社
週刊 モーニング 講談社

細部

31 : 名前: オグリビー 2014/11/12 (Wednesday) 17:19:30 2755

高校二年の水泳部員、サクタさんは夏休みを間近に控えたある日、屋上で彼女の好きなアニメの絵を描く同級生、もじくんと出会う。ひょんなことからもじくんの兄が探偵であることを知ったサクタさんは幼いころ別れた実の父親探しを依頼することを決意する。新星、田島列島の表現力、構成力は全く新人離れしている。読者の記憶を刺激する小ネタの数々や登場人物らの甘酸っぱいやりとりは、我々が彼らと同じ青春時代を生きていることのだと感じさせてくれ、そしてその完成された構成力によって、物語は張り巡らされた伏線ををたどり、一つの一貫したテーマへと収束していく。世界に必要なのは「自分にしかない力」ではく、「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」なのだ。バトンを受け取った少年と少女はかくして男と女となり、そしていつの日かそのバトンを次の世代へと渡すことだろう。「読めばうっかり元気になる」ひと夏のボーイ・ミーツ・ガール。心地いい田島列島の世界に浸り、うっかり元気になってみてはいかがか。

ランキング情報

2014年漫トロ個人クソランキング 1 位 点 ふわふわ
2014年漫トロ個人クソランキング 3 位 点 ななせ
2014年漫トロ個人クソランキング 5 位 点 るき
2014年漫トロ個人クソランキング 5 位 点 あさぎり
2014年漫トロ個人ランキング 1 位 点 オグリビー
2014年漫トロ個人ランキング 3 位 点 黒鷺
2014年漫トロ個人ランキング 4 位 点 まるた
2014年漫トロ個人ランキング 4 位 点 土方
2014年漫トロ個人ランキング 5 位 点 ミシェル
2014年漫トロ個人ランキング 5 位 点 りんご
2014年漫トロ個人ランキング 7 位 点 ユーカリ
2014年漫トロ個人ランキング 9 位 点 マリー
2014年漫トロ個人ランキング 10 位 点 おでん
2014年漫トロ個人ランキング 10 位 点 白田
2014年漫トロ個人ランキング 13 位 点 じあん
2014年漫トロ個人ランキング 13 位 点 黒部
2014年漫トロ個人ランキング 18 位 点 ホリィ・セン
2014年漫トロ個人ランキング 21 位 点 ダリ
2014年漫トロ個人ランキング 21 位 点 抹茶
2014年漫トロ個人ランキング 22 位 点 某田
2014年漫トロ個人ランキング 24 位 点 電球
2014年漫トロ個人ランキング 25 位 点 QP
2014年漫トロ個人ランキング 28 位 点 hidesys
全部読む 最新50
1 : 名前: 黒鷺 2014/11/01 (Saturday) 15:05:35 1992

カラーの質感がとても良い。

2 : 名前: よつぼし 2014/11/02 (Sunday) 11:50:25 2023

序盤を読んで「ボーイ・ミーツ・ガール? 日常系の話?」と先が気にならなくて本を閉じてしまったが、ランキング1位になったので読んだら、新興宗教の消えた教祖とお金を探し出すというワクワクした展開になっていき楽しんで読めた。犯人が予想できるし刺激的なものはないけれど、物語が綺麗に収束し1位になるのも納得できる。

3 : 名前: オグリビー 2014/11/03 (Monday) 16:33:33 2053

雑誌で読んでて話がよくわかってない時でさえ10位以内は確定しとったのに話まで面白かったらそら1位なるわ。(個人の話ね)

4 : 名前: ミシェル 2014/11/05 (Wednesday) 14:03:39 2077

ESPってあると思う?あるんだよ、それが

5 : 名前: ななせ 2014/11/06 (Thursday) 13:41:23 2140

伏線の出し方なんかはとことん読者に余計なストレスを与えないことを追求していて、上手いというよりは用意周到という方がしっくり来る。フレーバーに富んでてアクが全く無い。バーモントカレーみたいな漫画。

6 : 名前: ユーカリ 2014/11/06 (Thursday) 14:49:35 2144

幹線道路沿いの「ヂャスコ」とか、20年後に読む子どもたちはわかるんだろうか。

7 : 名前: 黒鷺 2014/11/06 (Thursday) 16:52:25 2176

20年後の子どもにはこの作品のパロディは1割もわからんだろう。だって、いかりや長介とか、死んだん10年前やで。

8 : 名前: ホリィ・セン 2014/11/06 (Thursday) 17:13:42 2192

全体の内容が良いのはもう分かった。そんなことより、告白のシーンでブヒれるのが一番良かった

9 : 名前: りんご 2014/11/06 (Thursday) 17:43:42 2197

告白のシーンは個人的な嫉妬と場の雰囲気から胸の奥がかき乱されるような気持ちになれてとても良かったが、もじ君の兄と本屋の店主の「わかりあっているがお互い手を出さない」関係性もなかなか良い。

10 : 名前: 電球 2014/11/06 (Thursday) 18:26:17 2221

ウマの話、ほんとすき

11 : 名前: じあん 2014/11/06 (Thursday) 21:02:42 2234

「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡す」関係がいくつも並行して走っている構造が上手いと思った。

12 : 名前: るき 2014/11/07 (Friday) 03:17:50 2264

コマ割りが平坦で台詞の情報量が多く、話が視覚的には頭に入ってこない。実験的な漫画としては評価できるが、作者のもつ世界や内容に凄まじい深さを感じる分、この技法で止まってほしくないと思う。

13 : 名前: QP 2014/11/07 (Friday) 04:59:58 2266

恋愛とは男女それぞれを理解することと考えると、性転換した兄は男女の両方が分かっているという意味での大人としての役割を担っていた?

14 : 名前: 土方 2014/11/07 (Friday) 07:14:12 2313

ハチワンの澄野がマグネット将棋の奥に宇宙を作ったときのイメージで突き抜けてた。コマは世界と世界の接触面でしかないんやなって

15 : 名前: マリー 2014/11/07 (Friday) 07:25:05 2317

ヒロインがいやみの無い可愛さだね

16 : 名前: 白田 2014/11/07 (Friday) 08:30:39 2328

読後感がすごく良かった。

17 : 名前: ふわふわ 2014/11/07 (Friday) 15:13:50 2375

田島列島の(たぶん、僕らにしか分からない)既視感・同世代感は評価すべきポイントだ。田島列島はたぶん僕らの隣に立っていて、ずっと僕らと同じ空気を吸っていたんだろうって思う。これは、話の進め方、言葉とギャグのセンス、絵の質感・タッチと画面構成、全てを貫いている。これはすごいことだ。

でも、だからこそ、既視感が退屈に感じたんだろう。
どこかで読んだジュブナイル小説から切り貼りしてきたようなストーリーは、まさに転がって欲しい方向に話が転んでいく爽快感があるんだけれども、やっぱりどこかで知っている気がするのだ。
上巻で話の大半を終え、下巻で伏線と当然の帰結を消化するように次々と踏んでいく構成は、周到な構成に見えるけれども、起伏がなく、冗長さが否めない。(これは田島列島の表現の特徴のような気もするので何とも言いがたいんだけど。)

自分の周りにある地面を一足一足踏み固めて安心させてくれるこの感じは悪くないんだけれども、何か物足りない。何か新しいものが欲しい。アルバムを眺めてキラキラ光る思い出を頭の中から掘り起こす作業はそれだけでも楽しいものなのだけれど、掘り起こした思い出の新しい見方を見つけたとき、思い出のキラキラは増すんじゃないかなと思う。無い物ねだりのような気がするけど、どこか物足りなさがあって、この作品のもてはやされ方に違和感を覚えるのだと思う。

18 : 名前: 黒鷺 2014/11/07 (Friday) 19:57:44 2430

座談でふわふわが「ドミノ倒しのように続く展開も、設定が使い捨てられているように感じる」と言っていたが、アニメ好きの設定もずっと会話に活かされているし、お札の代筆業も兄の代筆、モジ君のラブレター代筆と繋がっている要素だし、使い捨てられては無いのでは。

19 : 名前: ふわふわ 2014/11/08 (Saturday) 03:30:55 2437

設定の使い捨てはちょっと意味がずれていたと思う。
おもちゃ箱をひっくり返したように設定があちこちに散らばっていて、そのせいで話の力点が分散している気がする、というようなことを言いたかった。
一つ一つの設定を使って一つ一つのエピソードが回っていて。どのエピソードも全体のストーリーの中で欠くべからざるものなんだけれども。それはやっぱり田島列島の描き方の魅力であって、この作品の淡々とした雰囲気に大きく寄与しているとは思うんだけれども。

20 : 名前: hidesys 2014/11/08 (Saturday) 08:57:09 2455

漫トロ1位になってしまったのは不満。せめて個人ランキングに入れなきゃよかった。

21 : 名前: 抹茶 2014/11/08 (Saturday) 10:16:10 2481

夏だなぁ

22 : 名前: 某田 2014/11/08 (Saturday) 11:25:38 2483

ほのぼの系。俺にとって完全にほのぼの系だから、細かい伏線のうまい回収とかを見ちゃうと、この漫画の様々な要素がその持つ意味のためだけに存在しているように見えてしまって、少し寂しくなった。

23 : 名前: 黒鷺 2014/11/08 (Saturday) 13:24:46 2503

起伏がなく、冗長さが否めない。ってのは、

24 : 名前: 黒鷺 2014/11/08 (Saturday) 13:31:06 2505

僕がストーリーについて著しい既視感を覚えなかったのは、やっぱり作者の醸し出す空気自体にオリジナリティというか、容易には量産できないような居心地の良さを感じられたからかなあ。ふわふわは話の起伏がなく冗長と言うけど、少なくとも盛り上がりについては、作者は物語上の盛り上がりとキャラクタの感情の盛り上がりを意図的にズラして、山をふたつ作っていて、僕は十分楽しめた。冗長というのは、エピローグ的な、寿司食ってるとことかの話? 俺、あそこも好きやねん。映画のエンドロールっぽくない? 商店街を描く一枚絵がさあ、行く前と帰ってきた後で2回描かれんねん。あぁ、話終わったんだな、って。気持ちよくなっちゃった。

25 : 名前: ふわふわ 2014/11/08 (Saturday) 14:25:59 2516

もちろん、田島列島の醸し出す空気(=僕らの吸っている空気だと僕は思っている)は容易に抽出できないものだとは思っていて、そこをきれいに抽出できているのは何度も繰り返すけどすごいことだと思う。

「起伏がなく冗長」について。
教団の事件の解決ともじくん-サクタさんの関係が結実する2ヶ所にこの話のピークがあるのはもちろん分かるし、全体の物語の収斂→2人の物語という全体の構成からして、それぞれは別々で、かつこの順番じゃないといけないってのも分かる。あと、主題のとの関係から言えば、未来への予感を持たせる20話は絶対になくちゃダメな話だから、それを冗長だとか言うつもりは全く無い。
座談会でも少し触れられていたけれども、この話は上巻でストーリーはほとんど終わっていて、この後どういう結末に向かうかはだいたい分かってしまう。下巻は上巻できっちり敷かれたレールの上をガンガン走りながら、伏線を回収し、決まった結末に向かうだけ。敷かれたレールの上を走るだけってのは心地が良いようでもあったけど、どこか消化試合を見ているような退屈さを感じたんだよなあ。

26 : 名前: あさぎり 2014/11/08 (Saturday) 18:36:42 2588

告白のシーンは好きだけどそれ以外は頭に残らなかった。

27 : 名前: 黒部 2014/11/08 (Saturday) 22:23:15 2616

サクサク進んで設定やストーリーに無駄が無いように感じた。ラストも含めて。
きっと無駄もあったんだろうけど、世界観というか、すべてがこの作品を構成するものに思えた。告白シーンドキドキするし、いい漫画だなぁ。

28 : 名前: まるた 2014/11/09 (Sunday) 03:36:21 2638

自分の世代にピントが合ってるという表現で納得した。
とにかく作品の世界観というか雰囲気を維持し続けたことが素晴らしいわ。ストーリーが素直だからこそ、この空気を楽しむ事に集中できた。

29 : 名前: ダリ 2014/11/09 (Sunday) 04:27:46 2648

構成がしっかりしているのを感じさせられた

30 : 名前: おでん 2014/11/09 (Sunday) 10:39:31 2741

良い意味で、気の抜けた炭酸ジュースみたいな読み心地だった。実際の青春時代ってその時を過ごしている本人にとっては閃光みたいなインパクトがあると思うんだけど、この漫画では適度に大きな刺激が取り除かれ、物語の世界に干渉し過ぎない距離で話が語られているので、思い出の中の青春を振り返っている感じだった。心が草臥れた時に読むと、その居心地良い世界にずっと浸りたくなる。

31 : 名前: オグリビー 2014/11/12 (Wednesday) 17:19:30 2755

高校二年の水泳部員、サクタさんは夏休みを間近に控えたある日、屋上で彼女の好きなアニメの絵を描く同級生、もじくんと出会う。ひょんなことからもじくんの兄が探偵であることを知ったサクタさんは幼いころ別れた実の父親探しを依頼することを決意する。新星、田島列島の表現力、構成力は全く新人離れしている。読者の記憶を刺激する小ネタの数々や登場人物らの甘酸っぱいやりとりは、我々が彼らと同じ青春時代を生きていることのだと感じさせてくれ、そしてその完成された構成力によって、物語は張り巡らされた伏線ををたどり、一つの一貫したテーマへと収束していく。世界に必要なのは「自分にしかない力」ではく、「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」なのだ。バトンを受け取った少年と少女はかくして男と女となり、そしていつの日かそのバトンを次の世代へと渡すことだろう。「読めばうっかり元気になる」ひと夏のボーイ・ミーツ・ガール。心地いい田島列島の世界に浸り、うっかり元気になってみてはいかがか。

32 : 名前: 黒鷺 2014/11/13 (Thursday) 03:18:59 2759

相互理解やで

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