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夜とコンクリート のシリーズ情報 ウレピー!

夜とコンクリート

夜とコンクリート

著者

["町田洋"]

掲載誌

雑誌名 雑誌掲載情報 出版社
電脳マヴォ

細部

10 : 名前: マリー 2014/11/08 (Saturday) 16:15:15 2554

建築士が耳を澄ませばコンクリート造りの生き物の寝息が聞こえてくるのだろうか。丘の上の戦闘機と青年は、ありふれた夏休みの町に置いて行かれたのだろうか。夢の中の「島」がともだちである少女はその「島」の先にどんな風景を見ているのだろうか。
切り取られた日常と非日常の狭間を、『惑星9の休日』の町田洋が鮮やかに描いた短編集。シンプルな線と陰影から、夏の日の熱気が、真夜中の空気の静かさが、ありありと伝わってくる。穏やかさと緊張が同居している空気感、何気なくも深く余韻を残す言葉選びも素晴らしい。そして光と影で演出されるカタルシス。

ランキング情報

2015年漫トロ個人ランキング 17 位 点 おかか
2014年漫トロ個人クソランキング 3 位 点 某田
2014年漫トロ個人ランキング 2 位 点 マリー
2014年漫トロ個人ランキング 4 位 点 あさぎり
2014年漫トロ個人ランキング 6 位 点 ふわふわ
2014年漫トロ個人ランキング 14 位 点 電球
2014年漫トロ個人ランキング 19 位 点 森のくまぞー
2014年漫トロ個人ランキング 24 位 点 オグリビー
2014年漫トロ個人ランキング 26 位 点 黒部
全部読む 最新50
1 : 名前: 電球 2014/11/01 (Saturday) 11:23:57 1991

座談会聞いたけど、擁護派も反論派も町田洋の技法すら理解できてないザコばかりでビビった。
シンプルでパキっとした描線/トーンワークが【光と陰影】【都市(無機物)⇔人間】を明確に描き出す。
ミニマルな描線でありながら、それら2つから僕達の過ごしてきた周囲の世界を想起させてくれるのが彼の持ち味だろう。
本作はそういった世界/心象風景に加えて、話自体も地球の人間同士の関係性がフォーカスされてきた。舞台を地球に降ろしてくることで、前作と比べて読者の肌感覚に近い、ある種青年漫画的なフォーマットに漫画が結実されたという点がエポックであった。

東京より、電球。

2 : 名前: オグリビー 2014/11/03 (Monday) 17:07:14 2057

「惑星9」は読んでないし読もうとも思わなかったのにこれは表紙買いしちゃった。あぁ俺は雰囲気でしか漫画読んでないんだな、と思った。ぶっちゃけそれだけです。

3 : 名前: マリー 2014/11/07 (Friday) 08:00:04 2323

あらすじ
建築士が耳を澄ませばコンクリート造りの生き物の寝息が聞こえてくるのだろうか。丘の上の戦闘機と青年は、ありふれた夏休みの町に置いて行かれたのだろうか。夢の中の「島」がともだちである少女はその「島」の先にどんな風景を見ているのだろうか。
切り取られた日常と非日常の狭間を、『惑星9の休日』の町田洋が鮮やかに描いた短編集。作品は多くを語らないが、そうであるからこそ雄弁である時がある。シンプルな絵から夏の日の熱気が、真夜中の空気の静かさが、ありありと伝わってくる。穏やかさと緊張が同居している空気感、何気なくも深く余韻を残す言葉選びも素晴らしい。

4 : 名前: マリー 2014/11/07 (Friday) 08:01:59 2324

訂正
×シンプルな絵
○シンプルな線と陰影

5 : 名前: マリー 2014/11/07 (Friday) 08:08:45 2326

「夏休みの町」で描かれていた草原と入道雲の絵を見ると泣きそうになる。何気ない一コマにここまで心を揺さぶられるという読書体験に町田洋の魅力はあると思う。
(32P上のコマ 会誌に画像掲載希望)

6 : 名前: あさぎり 2014/11/07 (Friday) 10:25:43 2349

「青いサイダー」みたいな子供が大人になることを肯定するようになる話好き。

7 : 名前: 森のくまぞー 2014/11/08 (Saturday) 06:12:48 2441

「私は恐れずに大人になろう」いい言葉だ。

8 : 名前: 黒鷺 2014/11/08 (Saturday) 13:41:26 2508

建築士が耳を澄ませばコンクリート造りの生き物の寝息が聞こえてくるのだろうか。丘の上の戦闘機と青年は、ありふれた夏休みの町に置いて行かれたのだろうか。夢の中の「島」がともだちである少女はその「島」の先にどんな風景を見ているのだろうか。
切り取られた日常と非日常の狭間を、『惑星9の休日』の町田洋が鮮やかに描いた短編集。作品は多くを語らないが、そうであるからこそ雄弁である時がある。シンプルな絵から夏の日の熱気が、真夜中の空気の静かさが、ありありと伝わってくる。穏やかさと緊張が同居している空気感、何気なくも深く余韻を残す言葉選びも素晴らしい。

9 : 名前: マリー 2014/11/08 (Saturday) 16:13:17 2551

光と影によって演出されるカタルシスがこの作品の最大の魅力であり、そこに感じるものが無い人にとってはよくわからん漫画に思えるのでしょう。

10 : 名前: マリー 2014/11/08 (Saturday) 16:15:15 2554

建築士が耳を澄ませばコンクリート造りの生き物の寝息が聞こえてくるのだろうか。丘の上の戦闘機と青年は、ありふれた夏休みの町に置いて行かれたのだろうか。夢の中の「島」がともだちである少女はその「島」の先にどんな風景を見ているのだろうか。
切り取られた日常と非日常の狭間を、『惑星9の休日』の町田洋が鮮やかに描いた短編集。シンプルな線と陰影から、夏の日の熱気が、真夜中の空気の静かさが、ありありと伝わってくる。穏やかさと緊張が同居している空気感、何気なくも深く余韻を残す言葉選びも素晴らしい。そして光と影で演出されるカタルシス。

11 : 名前: ふわふわ 2014/11/09 (Sunday) 01:28:54 2634

日常と非日常の境界をつつくようなストーリーや作品全体に流れるポエジーが、現実に根ざしているようでどこかふわふわとした、想像を掻き立てるような絵とマッチしていて良かった。

12 : 名前: 某田 2014/11/09 (Sunday) 02:28:12 2637

遠景が上手で時々ハッとさせられる。これがマリーの言うカタルシスに該当する部分かなと思ったが、そこに至るまでは坦々としたシーンの連続で、空気感以外のものはあまり蓄積されなかったイメージがある。

13 : 名前: 黒部 2014/11/09 (Sunday) 09:11:16 2737

どの作品もどこか悲しく感じた。
非日常な出会いやストーリーを踏まえて日常を生きていく登場人物、それを表現するパきっとした建物、人、とても好き。

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