心臓
著者
["奥田亜紀子"]
掲載誌
雑誌名 | 雑誌掲載情報 | 出版社 |
---|---|---|
トーチweb |
細部
- 7 : 名前: ちろきしん 2019/11/01 (Friday) 03:13:10 6367
『ぷらせぼくらぶ』の奥田亜紀子が描く、どうにもならない日々を繊細な筆で切り取った短編集。
表題作『心臓』は、生と死のコントラストが美しく、『ニューハワイ』は、絶望に沈んでいく日常の中に、光る一瞬の出来事が印象的だ。大橋裕之との共同制作『DREAM INTO DREAM』の3つの短編は、どれも豊かな発想力が発揮されている。田舎への郷愁を描く『やま かわ たえこ』と都会への憧れを表現した『るすばん』は好対照をなしていて、『神様』は、ラストにふさわしく、明るい希望を感じさせる。
絶望にゆっくりと侵食されながら日々を生きている登場人物の姿は、我々の心の深いところにある諦念も包み込んでくれるだろう。
ランキング情報
2019年漫トロ個人ランキング 7 位 点 ちろきしん
2019年漫トロ個人ランキング 12 位 点 ころも
2019年漫トロ個人ランキング 13 位 点 みかんばこ
2019年漫トロ個人ランキング 15 位 点 ファービー
2019年漫トロ個人ランキング 15 位 点 新次郎
2019年漫トロ個人ランキング 16 位 点 ぴぴぽん
2019年漫トロ個人ランキング 25 位 点 のび
- 1 : 名前: みかんばこ 2019/10/26 (Saturday) 11:20:18 5769
『ぷらせぼくらぶ』のような共感性のある話がなかったのは残念。
- 2 : 名前: ファービー 2019/10/26 (Saturday) 14:48:40 5831
お洒落なサブカル漫画やねー
- 3 : 名前: @realDonaldTrump 2019/10/26 (Saturday) 19:34:37 5938
薄味。絵が綺麗なサブカル漫画以上の感想が出てこない。
- 4 : 名前: ちろきしん 2019/10/29 (Tuesday) 06:04:21 6198
僕は『ぷらせぼくらぶ』より良かったよ。
日常に倦んだ鬱を抱える主人公が、一瞬の出来事に心を奪われて一時的に救われたような気分になるが、なにも解決しないまままたすぐ元の日常に戻ってしまうという形式は芥川龍之介を連想させる。最近ようやく気づいたけど、こういう出来事の連続で僕は生かされてるんだよなあ。
- 5 : 名前: のび 2019/10/29 (Tuesday) 18:15:31 6264
二話の、自分なら彼を更生できる!と思いこんで、彼氏のDVをヘラヘラ受け入れてる女性の愚かさよ…。完全に財布にされても殴られても相手に依存してんのやばいなぁ…。
- 6 : 名前: のび 2019/10/29 (Tuesday) 18:18:16 6265
自分の嫌いな「今」の中に、キラリと光る大事なものが描かれていると思いました。
- 7 : 名前: ちろきしん 2019/11/01 (Friday) 03:13:10 6367
『ぷらせぼくらぶ』の奥田亜紀子が描く、どうにもならない日々を繊細な筆で切り取った短編集。
表題作『心臓』は、生と死のコントラストが美しく、『ニューハワイ』は、絶望に沈んでいく日常の中に、光る一瞬の出来事が印象的だ。大橋裕之との共同制作『DREAM INTO DREAM』の3つの短編は、どれも豊かな発想力が発揮されている。田舎への郷愁を描く『やま かわ たえこ』と都会への憧れを表現した『るすばん』は好対照をなしていて、『神様』は、ラストにふさわしく、明るい希望を感じさせる。
絶望にゆっくりと侵食されながら日々を生きている登場人物の姿は、我々の心の深いところにある諦念も包み込んでくれるだろう。
- 8 : 名前: ぴぴぽん 2019/11/03 (Sunday) 10:26:02 6390
今年読んだ中で一番サブカル感が強かった。
- 9 : 名前: みかんばこ 2019/11/04 (Monday) 21:54:58 6471
2008年の読み切りから始まり、作者の描画力が徐々に洗練されていくんですよ。その過程が見れたことに何よりもの価値を感じた。まあ、信者票やね。
- 10 : 名前: ころも 2019/11/07 (Thursday) 17:05:19 6549
懐かしさで心いっぱいになった。
- 11 : 名前: のび 2019/11/08 (Friday) 04:44:16 6559
途中の黄色ページのシュールなギャグも面白い